夜空に輝く満点の星空のように、チェロのアンサンブルを通して煌きたい。
東北チェロアンサンブル「銀河」
東北の地に生まれた新しい音楽の楽しみ方です。

 


 

クラシック音楽ファンのみなさまこんにちは!

 

世話役代表 髙坂知節

 オーケストラには、さまざまな楽器がありますが、弦楽器の低音域を担当するチェロをこよなく愛する仲間たちが、自分たちのアンサンブルをやりたいという熱い思いを抱いて集まったのが、仙台を主な拠点とする“東北チェロアンサンブル「銀河」”です。2016年現在で、会員は30名ほどですが、前嶋淳先生のご指導の下、毎月練習に励んでおります。
 
 私は、このグループの発起人の一人であり、世話人の代表を務めている髙坂知節(たかさか とものり)です。東北大学へ入学と同時に東北大学交響楽団に入ってチェロを始めました。それから、もう60年も経ってしまいましたが、耳鼻咽喉科の医師としての専門的な修練に没頭していた10年ほどの間を除いて、チェロは常に私の傍にありました。
 
 1998年に、阪神淡路大震災の復興を願って日本では初めてとなる 1000 人のチェロ・コンサート」が神戸市において開催されて、日本はもちろんのこと、世界各地のチェリストが集まり、盛大なチェロの祭典が行なわれました。この画期的な催しを知って、いつの日か参加しようと私は心に誓っていましたが、大学教授という仕事の上の制約から、なかなか実現しないで経過していたのです。

 
 ところが、第2回、第3回を神戸市で、第4回を広島市で開催、そして遂に2015年5月24日には、東日本大震災の鎮魂と復興を祈って「1000人のチェロ・コンサート」が仙台市で開催されることになりました。地元のチェリストとして、この日は、800名を超えるチェリストとともに、あすと長町にあるゼビオアリーナに集結して、荘厳な響きをホール一杯に溢れさせ、2,500名を超える聴衆とともに深い感動に浸ることができました。
 
 このような感動は、通常のオーケストラで交響曲を演奏した時のものとは、まったく別次元のもので、チェロを演奏する者同士という連帯感に加えて、チェロアンサンブル特有の深く包み込むような柔らかな音色にすっかり魅了されてしまいました。
 
 「この時の感動を忘れられない」と仲間のチェリストに漏らしますと、異口同音に「そうだ、そうだ」という反響が返ってきて、早速に「それでは、私たちのアンサンブルグループを作ろう」ということになりました。
 
 まず、指導的な立場で前嶋淳先生にご承諾をいただいて、伊藤郁子、木根内真由美、佐藤弘美、高橋広、西村裕子の皆さんに加わっていただき、「銀河」の世話人会を発足させることができました。
 
 すでに、朝市保育園を支援するための「チャリティコンサート」を行なって、可愛い子どもさんはもちろんのこと、そのご家族にも大いに喜んでいただいております。
 
 今回、公式サイトを立ち上げました。広く東北チェロアンサンブル「銀河」の活動を知っていただくとともに、新しい仲間を増やして、もっともっと楽しいアンサンブル活動を行なって行きたいと思っております。
 
 どうぞ、おひとりでチェロを楽しんでいるチェリストがおられましたら、一度私たちのアンサンブルを見学にいらしてください。お待ちしております。
 
          髙坂知節 Takasaka Tomonori
東北チェロアンサンブル「銀河」世話人代表

 


 

指導 前嶋 淳

   国内各地では数多くのアマチュアオーケストラがあり、多くのアマチュア演奏家がアンサンブル活動していますが、同一楽器のみのアンサンブル団体の数としてはチェロアンサンブルが群を抜いていると思います。
 
 仙台でも2015年5月に行なわれた「1000人のチェロ・コンサート」を契機に東北のアマチュアチェリストたちによる東北チェロアンサンブル「銀河」が2015年10月に結成され、活動を開始しています。
 
 結成に至る経緯は世話人代表の高坂さんから紹介されていますが、私も2015年の「1000人のチェロ・コンサート」に参加したメンバーの何人かが、ほとんど町内会的な距離に住んでいることを初めて知ったり、逆に遠方から参加したメンバーの中に、かつて演奏活動をともにしたことのある人を見つけて旧交を温めたり、昨年のコンサートはプロ、アマを問わずチェリストたちの連帯を強めました。
 
 各チェロアンサンブル団体の活動コンセプトや演奏レベルは様々で、中には入団の条件にはオーディション判定の規定のある団体もあるようです。しかし東北チェロアンサンブル「銀河」はオーディションがなく、今後もないでしょう。今日、チェロを始めた方でも入会資格があるのです。
 
 現在の登録会員は経験や演奏レベルも様々ですが、アンサンブルを楽しむために集まり、演奏会に向けて熱心に練習しています。その結果として演奏、アンサンブル能力も向上していくことができればと思います。
 
 私のオーケストラ経験(東京交響楽団5年、山形交響楽団2年、仙台フィルハーモニー管弦楽団26年)はそれほど多くはありませんが、「銀河」が音楽界という宇宙の中で、次第に輝きを増す存在になるよう少しでもお役に立てれば、と願っています。
 
前嶋 淳 Maejima Atsushi
東北チェロアンサンブル「銀河」指導担当