夜空に輝く満天のお星様のように、チェロのアンサンブルを通して煌きたい。
東北チェロアンサンブル「銀河」
東北の地に生まれた新しい音楽の楽しみ方です。

世話役代表からの挨拶

 
 チェロをこよなく愛する仲間たちが、自分たちのアンサンブルをやりたいという熱い思いを抱いて集まったのが、仙台を拠点とする「東北チェロアンサンブル銀河」です。2015年5月に仙台で開催された「第5回1000人のチェロ・コンサート」を契機に、同年10月に発足しました。現在会員は20名ほどで、元仙台フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者である前嶋淳先生のご指導の下、毎月練習に励んでいます。
 
 2016年10月に第1回発表会を開催し、好評を得ました。その後、2017年に第2回発表会、2019年に第3回発表会を開催したほか、2017年には岡山県笠岡市で開催された「チェロアンサンブル・コンテストinかさおか」、2018年には札幌と神戸で開催された「150人のチェロ・コンサート」にも参加し、全国のチェロアンサンブル仲間とも交流・連携を図ってきました。この間、地域の保育園、学校、市民センターなどで演奏会を開催するなど、地域に根ざした活動も行なってきております。
 
 残念ながら、2020年1月から2年ほどの間は、コロナ感染症の影響により予定していた演奏会を中止するなど、演奏活動を断続的に中断しましたが、2021年秋以降は演奏活動を再開し、2022年11月に、ようやく第4回発表会を開催するに至りました。
 
 私たちの活動の模様は、いつでもこの公式サイトでご覧いただけます。広く東北チェロアンサンブル銀河の活動を知っていただき、私たちの活動にご理解・ご支援をいただければ幸いです。そして、もし、お一人でチェロを楽しんでおられる方やチェロアンサンブルに興味のあるチェリストがいらっしゃいましたら、一度、私たちのアンサンブルを見学にいらしてください。チェロアンサンブル特有の深く包み込むような柔らかい音色を感じ取っていただけると思います。メンバー一同、心からお待ちしております。
 

          高橋 広
東北チェロアンサンブル「銀河」世話役代表

指導者からのご挨拶

 

指導 前嶋 淳

   国内各地では数多くのアマチュアオーケストラがあり、多くのアマチュア演奏家がアンサンブル活動していますが、同一楽器のみのアンサンブル団体の数としてはチェロアンサンブルが群を抜いていると思います。
 
 仙台でも2015年5月に行なわれた「1000人のチェロ・コンサート」を契機に東北のアマチュアチェリストたちによる東北チェロアンサンブル「銀河」が2015年10月に結成され、活動を開始しています。
 
 結成に至る経緯は世話人代表の高坂さんから紹介されていますが、私も2015年の「1000人のチェロ・コンサート」に参加したメンバーの何人かが、ほとんど町内会的な距離に住んでいることを初めて知ったり、逆に遠方から参加したメンバーの中に、かつて演奏活動をともにしたことのある人を見つけて旧交を温めたり、昨年のコンサートはプロ、アマを問わずチェリストたちの連帯を強めました。
 
 各チェロアンサンブル団体の活動コンセプトや演奏レベルは様々で、中には入団の条件にはオーディション判定の規定のある団体もあるようです。しかし東北チェロアンサンブル「銀河」はオーディションがなく、今後もないでしょう。今日、チェロを始めた方でも入会資格があるのです。
 
 現在の登録会員は経験や演奏レベルも様々ですが、アンサンブルを楽しむために集まり、演奏会に向けて熱心に練習しています。その結果として演奏、アンサンブル能力も向上していくことができればと思います。
 
 私のオーケストラ経験(東京交響楽団5年、山形交響楽団2年、仙台フィルハーモニー管弦楽団26年)はそれほど多くはありませんが、「銀河」が音楽界という宇宙の中で、次第に輝きを増す存在になるよう少しでもお役に立てれば、と願っています。
 
前嶋 淳 Maejima Atsushi
東北チェロアンサンブル「銀河」指導担当